目次
◆法事の内容と種類
◆参列の作法
・法事の服装と持ち物、供物料の金額
・受付でのあいさつ、欠席のあいさつ
◆法事の準備と流れ
・法事に向けての準備
・法事の返礼
◆まとめ
四十九日や一周忌など、故人を供養する儀式である法事。
そう頻繁にあるものではないため、作法や準備について不安な方も多いのではないでしょうか。
この記事が参考になれば幸いです。
法事の内容と種類
法事の内容とは、具体的にはまず僧侶による読経が行われる法要、そのあとには参加した人々と会食が行われるのが一般的です。
この法事がスタートするのは、故人が亡くなってから7日後の初七日。
その後、四十九日まで7日ごとに法事が執り行われます。
この四十九日までは、遺族は悲しみをかみしめるとともに故人との思い出をいつくしんだりして過ごすとされ、それぞれ、初七日、二七日(ふたなのか)、三七日(みなのか)、四七日(よなのか)、五七日(いつなのか)、六七日(むなのか)、七七にち(なななぬか・四十九日)と呼ばれるのです。
四十九日が過ぎると、次は百ケ日(ひゃっかにち)。
百ケ日の法事は卒哭忌(そっこくき)と呼ばれ、そろそろ遺族も気持ちが落ち着き、故人を偲んで泣くのを終えよう、といういみの法事です。
その後は1年後に一周忌を、2年後に三回忌、6年後に7回忌を行います。
最後の法要は三十三回忌。
弔い上げともいわれるのですが、ところによっては五十回忌まで行うこともあるのです。
参列の作法
法事に参列するときは、悲しむご遺族に失礼がないようにしたいもの。
基本的なマナーは是非、おさえておきましょう。
法事の服装と持ち物、供物料の金額
七回忌までは、女性ならブラックフォーマルに黒いストッキングを。
バッグや靴も、黒い色のものがふさわしく、金具がついていたりエナメル素材のような光沢のあるものは避けるようにしましょう。
革製品も、殺生を連蔵させるため、法事には不向きとされています。
アクセサリーは哀しみの涙を連想させる、パールのものを。
男性は黒のスーツに黒い靴下で参列しましょう。
忘れてはいけない持ち物としては、やはり数珠。
そして供物料、または供物(供花)です。
お金は不祝儀袋にいれ、四十九日までは「御霊前」、それ以降の法事では「御仏前」と表書きしましょう。
供物の場合、「御供(ごくう)」と書く地域もあります。
供物料の金額の相場は、故人と親戚関係であれば1~5万円、それ以外の場合は1~3万円といわれています。
学生や若いかたの場合は1万円ほどで、年齢が高いかたほど多く包むというのも一般的です。
もし、会食まで参加する場合は、さらに5千~1万円ほど多く包むとよいでしょう。
受付でのあいさつ、欠席のあいさつ
受付では、一礼し、招いて頂いたお礼と故人を偲ぶ気持ちを言葉で添え、丁寧にあいさつをしましょう。
供物料はそのあいさつのあとに手渡します。
なお、やむを得ない事情で欠席する場合は、法事を知らせるはがきにお詫びの一文を添えて返信したり、お詫びの手紙を別荘するなどして、故人を偲ぶ気持ちを伝えるようにしましょう。
法事の準備と流れ
法事の流れは、初めのほうで述べたように読経、そして会食です。
予め僧侶へ連絡して予定を抑えたり、会食の予約や返礼品の準備など多岐にわたるため、大々的に法事を行う場合は特に、日にちに余裕をもって進めるようにしましょう。
法事に向けての準備
だいたいこのような流れになります。
また、当日は、施主は参列者を迎える準備をするため、早めに会場に到着するようにしましょう。
① お寺と相談して日時を決める
② 誰をご招待するかを決めて案内状を手配
③ 人数が確定したら、会食場所もおさえる
④ 会食の席順、メニューを決める
⑤ 返礼品を決める
⑥ お墓をお掃除しておく
法事の日にちは、年忌法要であれば故人の命日にするのが理想的。
しかし、平日より週末のほうが参列者に来てもらいやすいので、その場合はなるべく命日より前の週末に執り行うのが良いとされています。
もちろん、都合がつかず後ろにずらすしかないこともありますので、その場合はお墓参りだけでも命日や命日の前に行っておくとよいでしょう。
法事の返礼
参列者への返礼には、お菓子、お茶、タオルなどが多く、金額の相場は4千円くらいとされています。
最近はカタログギフトの返礼も増えてきています。
まとめ
法事は、故人を偲ぶ繊細な場であるため、お互い失礼がないよう気を付けたいものです。
施主側は時間に余裕をもって準備をおこない、参列者はご遺族の哀しみを深めてしまわないよう、基本的な作法は身に着けておくことが理想的です。
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