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一周忌の法事。引き出物はどうすればいいのか

目次

故人が亡くなってから執り行う数ある法事のうち、一周忌は特に大事なもの。

親族だけでなく、故人と交流のあった知人などおお招きして法要が営まれます。

参列者のために、遺族側は引き出物を用意しておく必要がありますが、どのようなものを準備しておくべきなのでしょうか。

この記事では、一周忌の法事に焦点を当て、引き出物の準備についてご紹介します。

 

1.法事の粗供養、「引き出物」
引き出物の金額は、御膳代も含めて考える
引き出物は「消えもの」を選ぶ
引き出物は、殺生を連想させるものはNG
引き出物の定番は?
引き出物ののし、表書きは

 

2.引き出物を渡すタイミングは法事当日

3.一周忌の準備

1.法事の粗供養、「引き出物」

「引き出物」と言うと結婚式などをイメージするかもしれませんが、法事でも使われる言葉です。

葬儀や、四十九日の法事などでいただいた香典や贈り物に対してのお返しは「香典返し」と言いますが、それ以降にいただいたお供えなどに対してのお礼は、「引き出物」としてお渡しするのが一般的なのです。

ただ、法事での引き出物は、いただいたお品物や金額に対して内容を変えることが多く、結婚式のそれとはこの点が異なっています。

 

なお、一周忌の法要は、故人が亡くなった日からちょうど1年後に行われます。

もちろん、その日が平日の場合は週末にずらすなどしても問題はなく、この場合は、命日より前にあるほうの週末にずらすのがよいとされています。

 

一周忌では、参列者は香典などのお供えを持参します。

そのため遺族側は引き出物を用意するのが一般的です。

 

引き出物の金額は、御膳代も含めて考える

一周忌の法事では、法要の後に御膳も用意することが多いです。

そのため、引き出物の金額は、御膳の分も合わせた金額で考えるとよいでしょう。

例えば、一人あたり1万円ほどの御膳を用意した場合、参列者からの香典が1万円であれば、引き出物は5千円くらいが適当でしょう。

もちろん、参列者によっては多額のお供えや香典を持参されるかたもいますので、いただいた金額に見合った引き出物を返すようにするのが作法です。

なお、御膳は用意しないという場合は、参列者には持ち帰り用の折り詰めやお酒を用意して、引き出物と一緒にお渡しするとよいでしょう。

参列できず、お供えのみ送ってくれたかたにも、引き出物は必ず送るようにしましょう。

 

引き出物は「消えもの」を選ぶ

地域や宗派によって異なることもありますが、法事の引き出物では、食品やお茶など、食べたり飲んだりしてなくなる「消えもの」が選ばれます。

これは、「不祝儀を残さない」という考えに基づく習慣です。

しかし、一周忌だけはあとに残るものを選んでもよいとされ、例えば、故人が好きだったものを記念品として渡す、などのケースも見られます。

 

引き出物は、殺生を連想させるものはNG

食品など、「消えもの」が選ばれる引き出物ですが、肉や魚はNGとされています。

これは、殺生を連想させてしまうためで、一周忌に限らず法事では、お供え物としても避けるべきと言われているのです。

そのため、鰹節も「魚」なので選ばないほうが賢明です。

ところで結婚式の引き出物として定番だった「昆布」。

これも、「祝い事」を連想させるため、避けたほうが無難でしょう。

法事は年配の参列者や、習慣やならわしを気にするかたも多いと思われますので、失礼がないようにしたいですね。

引き出物の定番は?

一周忌の引き出物の定番は、やはり日持ちのするお菓子、そしてお茶やコーヒーです。

しょうゆなどの調味料や油なども定番で、要は日常的に用いられるものが選ばれることが多いのです。

ほかに、海苔、お茶漬け、そうめんなどの保存がきくものや、洗剤やせっけんなども定番です。

カタログギフトでお渡しするケースも増えてきており、喜ばれています。

 

また、前述しましたように一周忌だけは食品のような「消えもの」でなくてもよいとされることから、タオルやシーツなどの布製品も定番です。

特にタオルは、もともと香典返しに「さらし」が用いられる習慣があったことから定番品のひとつなのです。

タオルには、故人に着せる白装束を連想させたり、「不幸を拭い去る」「悲しみを包みこむ」という意味がこめられています。

しかし、引き出物をタオルにする場合は、やはり派手な色合いのものではなく、シンプルなものを選ぶとよいでしょう。

 

引き出物ののし、表書きは

引き出物にはのし紙をつけます。

表書きの上段には「志」、もしくは「粗供養」と書き、下段に施主の名前をフルネームで記入します。

もし、故人のお子にあたる方々で費用を出し合って営まれる一周忌であれば、施主の名前ではなく「〇〇家」と書くとよいでしょう。

 

のしには濃い墨で記載します。なお、通夜では薄墨を使います。

これは、突然のことで墨をすっている時間がなかった、という意味が込められています。

 

水引は、黒白か双銀の結び切りのものが一般的です。

結び切りには、不祝儀が続きませんようにという祈りが込められています。

のしや水引の形式は、地域や宗派によって異なることもありますので、予めご親族に確認しておくとよいでしょう。

 

 

2.引き出物を渡すタイミングは法事当日

一周忌の引き出物は、法事の当日に参列者にお渡しします。

そのため、持ち帰るのにあまり邪魔にならないような軽いものや、かさばらないような状態にしてお渡しするよう心がけるとよいですね。

3.一周忌の準備

故人が亡くなり、1年後の命日。

一周忌の法事は、お招きする参列者の数も多いので、準備は早めに始めておくのがおすすめです。

例えば、会場はどこにするのか。

菩提寺があれば、お寺に相談するとよいでしょう。

自宅に十分な広さがあればご自宅で、あるいはセレモニーホールやホテルを会場とすることも一般的です。

 

まず、日程を決めて会場を抑えます。

僧侶を手配し、参列者に案内状を送り、法要の後の会食について参加人数を決定します。

会食は、料亭などに料理や仕出し、折詰弁当などのかたちで手配をします。

また、お供え物も準備が必要ですので、故人が好きだったお菓子や果物、お花なども用意しておくようにしましょう。

一周忌のお花は、白のほか華やかな色合いのものでも問題ありません。

僧侶にはお布施を準備しなければなりません。

お布施は、四十九日の法要の時と同じ金額にするのが良いでしょう。

相場は3万円ですが、そのほかにお車代や、僧侶が会食に参加しないという場合は御膳料もお渡しできるように用意します。

納骨を一周忌に行うという場合は墓地の手配も済ませておく必要があります。

 

以上、一周忌の引き出物を中心に見てまいりました。

故人が亡くなってまだ1年。

ご遺族の哀しみはまだまだ癒えていない状況かもしれませんが、少しでも悲しみが昇華するよう、また、参列者のかたのお気持ちにも応えられるよう、この記事をご参考にしていただきながら準備をしていくとよいでしょう。


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