目次
・位牌は分解可能な構造 ~札板、台座、框座
・装飾が美しい「台座」
・まとめ
位牌は、故人の魂が宿るものとして、仏具の中でも重要度がひときわ高いもの。
そのため、装飾一つとっても名前があり、どんな位牌を購入したいか考えるときのポイントとなります。
この記事では、位牌の装飾に焦点を当ててご紹介します。
位牌は分解可能な構造 ~札板、台座、框座
位牌の表側、戒名が書かれた部分を「札板」と言います。
札板の下には、それを支える「台座」があり、一番下の足の部分は「框座(かまちざ)」と言います。
この3点はそれぞれ分解できるようになっています。
取り外して追加で彫刻や装飾したり、傷んだ部分を補修したりすることができるようになっているのです。
装飾が美しい「台座」
札板の下部は「台座」と呼ばれ、ここには様々な装飾が施され、専門用語では「荘厳具(しょうごんぐ)」と呼ばれます。
蓮の花びらを模した装飾のことを、「連弁(れんべん)」と言い、花弁が上を向いている方が「仰蓮(ぎょうれん)」または、「受花(うけばな)」あるいは「受華」、「請花」と言います。
下向きの方は「伏蓮」や「反花(かえりばな)」または「返り花」と言います。
さらに、台座部分は上側を「二の板」と呼び、下側は「受け」と呼びます。
その両者をを繋いでいるくびれた部分のことは、「茄子座(なすざ)」と呼ばれます。
まとめ
位牌に装飾が施され、その装飾にそれぞれ名前がつけられているのは、位牌がただの故人の名が書き入れられた木札ではなく、仏像と同じように神聖なものと考えられているためです。
位牌は装飾や材質によって価格も変わります。
故人の魂を祀る対象である位牌。
どのようなものなら故人が喜び、他の親族も納得するか、考えながら選ぶようにするとよいですね。
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